無邪気で可憐そのもののオンデイーヌも、ほとんどトウなのに、上半身の安定感と、手さばき足さばきの繊細さ、瑞々しさで見応えがありますが、海に投げ捨てられ、亡霊?になったオンデイーヌが再び海から表われたシーンではおぞけがたち、そして、悩み迷いながらパレモンと踊るシーンは圧巻でした。
カーテンコールで、緊張していた都さんの顔がじょじょにほぐれて来て、晴れやかな、ほっとした表情になった時には、なにか都さんがとても他人ではない様に感じられました。
悪役の?テイレオニがまた凄い迫力の演技(踊り)で、海の不気味な感じまでが、さすが西洋のデザインという衣装が、卓越した踊りで不気味に翻る様子からも迫力で伝わって来て、登場人物それぞれに実力と魅力があり、見がいがありました。